昨今、事業仕分けの映像がニュースやワイドショーを賑わせているのは周知のことと思う。
国の予算を使うここの事業について、子細を詳らかにし、予算不足の現状の中でふるいにかけてゆくという作業は、確かに理にかなったことと言えなくもない。
ただ、多くの人がこの現場を目の当たりにしたとき、非常に違和感を感じたのではなかっただろうか。
立花隆氏曰く、「野蛮人が嬉々として日本をぶっ壊しているのを目の当たりにしている思いがする」と発言されているのをテレビで拝見した。
ノーベル賞受賞者4人を含む日本のもっとも権威のある学者5人が、科学技術の停滞がどれだけの国益を損なうか、ニッポンの未来に対する損失であるか、怒りを込めて反論した。
医療費の圧縮のために、漢方薬を保険適応外にするなどの仕分け結果に、長妻厚労相が異議を唱え、その反論として、鳩山首相は「仕分け人の苦労が報われなくなる」と言ったという。
そもそも、事業仕分けは、限られた予算を、順位付けしてどこに効率的に配分するか、それによって国民生活を、ひいてはこの国の国益を、どうやって守るか、ということが目的であったはずだ。
それがどうだろう。
ろくに勉強もしていない得体の知れない国会議員が、国の将来や生命に関わることに対して、数時間の討論で短絡的に予算を削減することを国民に宣言するような暴挙に出た。
これが、鳩山クンにとっての「努力」というヤツなのか。
まあ、10億もらって「知らなかった」と言ってのけられるお育ちのようだから、世間知らずなのは分かっていたが、国の重要な役割を放棄しかねないこの政権と、我々国民はいつまでおつきあいしていればいいのだろうか。
就任から2ヶ月、この内閣と民主党政権は何一つ結果を出せるような仕事をしていない。小沢クンがYesと言えば、鳩山クンがNoと言い、菅クンは相変わらず何を言いたいのかサッパリ分からず、政策一つ取り纏めが出来ない。
第一、仕分け事業には国会議員の「無駄な」定数と、「無駄な」給料は含まれていないのも全く持って筋が通っていない。
民主党というボンクラ議員には、民間企業の会議室で日々行われている会議というものがどういうものかよく分かっていないようなので、敢えて教えてあげるが、議論というのは、お互い違う意見を持っている同士、互いに意見を主張して、お互い相手の主張を理解し、歩み寄ると言うことがそもそも前提であるはずだ。
その中で、なかなかうまくいかない部分もあるのは当たり前で、それをうまく調整して忌憚なく丸く収めるという仕事は、国会議員という立場なら当然のごとく出来て当たり前だ。
そんなことすらマトモに出来ない「野蛮人」に、「努力した」などと言って欲しくないし、それは社会の中で本当に「努力」している人に対して失礼千万な話だ。
まずは、もし心得ある民主党議員がいるのなら、「仕分け」なんぞして日本を壊すような真似をする前に、民主党をぶっ壊してもらいたい。
民主党は野党の時も酷かったが、与党になって野党時代よりも低俗な政党に見事に成り下がった。
我々の心境としては、こんな政権と一刻も早く縁を切りたいと思う今日この頃である。




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